あまりお薦めできない本ですが、我々工具屋としては是非読んでおかなければならない本の1冊です。
四国で機械工具商を営んでおられるある女性社長さんより「モノタロウ創業者 瀬戸欣哉 著 ~製造コスト削減の盲点~ という本を カッカしながら読んでいます。」という1通のメール。私も早々購入して読みました。よくメーカや商社の会合でお会いするのですが、ネット通販が我々を脅かす現状について、いつも熱く語っておられるかたです。
昨年、全機工連の愛知大会でネット通販による機械工具業界への浸透についてパネルディスカッションがありました。この数年間、我々機械工具商として何か進化したのかという問いかけに対し、Monotaroを代表するネット通販の躍進は目覚ましいものがある、と。一言でネット通販と片づけられない、ユーザニーズ、そして、限界にある製造コスト削減に関して次なる聖域は、もはや間接資材しかない、と書かれています。
間接資材こそ、まさに我々機工商がface to faceで築き上げてきた牙城、そこに時間と人員をかけずにMonotaroシステムを導入することで、大幅な間接コストの削減ができると、なっています。
確かに、著者(Monotaro)の言い分はよくわかりますが、我々機工商には、一言で語ることのできない広域(幸域)なネットワークがあるのです。(あんまり説得力がないが、、)日々、汗水流して駆け回る我々の愛すべき営業マン、ネット通販だけにやられてたまるか!
*Monotaro 瀬戸欣哉会長とは面識有り。なんと言っても東大卒だ。