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異文化コミュニケーション

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 異文化コミュニケーション、言葉っていうのは先入観で難しいものと決め付けてしまいそうになるけれど、ジェフ・バーグランドさんはその異文化コミュニケーションを非常に楽しいものとして日本で40年間過ごしてこられたようです。京都外国語大学教授でテレビにも出られていて、もちろん日本語は私たち以上に堪能であり、日本人以上に日本人らしい外人さんでした。

 とある仕入れ先の販売店会でジェフ・バーグランドさんの講演会がありました。彼の講演は、というよりもトーキングでしょうか、人を引き付ける魅力にあふれています。すごく聞きやすく、会場は常に笑いにあふれていました。まずはそのルックス、米国ダコタ州生まれということだけあって、われわれの紺黒のスーツ姿のおっさん連中とは全く違い、会場に花を咲かせたような鮮やかなジャケット姿での登場です。それでいて、日本人以上に深々とお辞儀をして、私たちに優しさと幸せをたくさん運んできた、そんな感じでした。

 さて、ジェフさんは二十歳になるまで傘をさしたことがなかった、、、、会場「へ~?」の大合唱。もちろん、これは彼の声を出してみましょうっていうリクエストによるものですが。では、なぜ傘をそれまでさしたことがなかったか?という、会場への問いかけに、我がお友達の社長さん曰く「めんどうくさかったから。」・・・・会場受けを狙ったらしい。もちろん、彼もうまくコミュニケーション、「ダコタの人、みんながめんどうくさがり屋ってことはないでしょう!」と。次に答えた方は「雨がほとんど降らなかったから?」と、一般常識人の解答。まあ、その通りなんですが、初めて日本を訪れたのが6月、季節は正に梅雨ということで、ダコタの環境との大きな違いを全身で感じたことで日本という異文化に触れた瞬間であったようです。

 彼のトーキングはとにかくリラックスできて、人と人、地域、旅、食、衣、思考、家族、言語などなど文化の香りをふんだんに織り交ぜて、私たちを楽しませてくれました。人前であんなにリラックスして話をし、聞いている人までその空気で包んでしまえる話術というのは卓越したものであると思いました。

 私は後からの懇親会でちゃっかり名刺交換、そして、記念撮影させて頂いたことは言うまでもございません。

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